プロレスはどこまで演技?当たってないのに痛がる?どこまでガチなの?

プロレスはどこまで演技?当たってないのに痛がる?どこまでガチなの?
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プロレスを見ていると以下のような疑問を抱くことはありませんか?

プロレスファン

今の攻撃当たっているの?大げさじゃない?

プロレスファン

この技効いているの?痛くなさそう

プロレスファン

なんで痛がっているの?わざとらしい

プロレスでは上記のように感じる場面があることから、「プロレスは演技」と結論づける人がいます。

果たして本当にそうなのでしょうか?

今回の記事では、「プロレスは演技なのか」について詳しく深掘りしていきます。

本記事で分かること
  • プロレスはすべて演技?どこまで演技?
  • プロレスが演技と思われる5つの理由

本記事を読むことで、プロレスの奥深さや楽しみ方を学ぶことができますよ。

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この記事の執筆者について

プロレスファン歴20年のプロレスブロガー。
プロレスリング・ノアの試合を中心に観戦しつつ、新日本プロレスや全日本プロレス、DRAGONGATEなどの試合も満遍なく見てます。
好きなプロレスラーはオカダ・カズチカ選手や清宮海斗選手
当サイト「プロレスの館」では、「最近プロレスに興味を持ち始めた方」「プロレスを見始めた初心者の方」に向けてプロレスの面白さや楽しさを発信します。

目次

プロレスはすべて演技?どこまで演技?

結論に入る前に、そもそも演技とはどう言う意味なのか振り返っておきましょう。

1 見物人の前で芝居・曲芸・歌舞や、体操などの技を行って見せること。また、その技。「模範演技」
2 本心を隠して見せかけの態度をとること。「ことさらに仲のよさを演技する」

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上記を踏まえた上でプロレスは演技かどうかについて回答すると、プロレスはすべて演技ではありません。

プロレスは格闘技要素を含むエンターテイメントであり、一番の目的は観客を満足させることにあります。

そのため、どれだけいい試合をしても観客を満足させられなければ、その試合はいい試合とは言えません。

試合に対する観客の満足度や盛り上がりで、試合の流れやその選手の格が変動することもあるため、それだけ観客の反応や満足度は重要な要素になります。

また、プロレスラーは当たり前のようにチョップやエルボー、頭から落ちる投げ技を受けていますが、日々怪我をしないように厳しい鍛錬を積んでいるからこそ成せる技です。

そして、技を受けた時の痛みや衝撃、表情は演技ではなくリアルそのものです。

時には、試合中に想定外の事故が発生することもあるため、常に危険と隣り合わせ。

そんなプロレスを演技と一括りにするのには無理があると思いませんか?

僕個人の考えとしては、「プロレスを演技」と考えるのは違うと思います。

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プロレスが演技と思われる5つの理由

とはいえ、まだまだ「プロレスは演技」と見られることが多く、以下の理由からこのような見方をされています。

  • 試合結果が事前に決まっているため
  • パフォーマンスが大げさに感じるため
  • 怪我をさせない工夫をしているため
  • 技を掛け合う時に協力しているように見えるため
  • 試合のペース配分が計算されているように見えるため

それでは、詳しく見ていきます。

試合結果が事前に決まっているため

プロレスはレスリングや格闘技をベースとしたエンターテイメントであることから、勝敗は事前に決まっています。

これについては、以下の記事で解説済みです。

ただ、世間的にプロレスの認知度が低く知識が浅い人も多いため、他の格闘技と同じ土俵で語られてしまうことが多くあります。

また、日本では真剣勝負やガチンコを好む国民性であることから、「試合結果が事前に決まっていること」に対して悪い見方をされることが多く、「プロレスは演技」と誤って解釈してしまう人がいます。

パフォーマンスが大げさに感じるため

プロレスには「受けの美学」という考え方があります。

簡単に言うと、「相手の技をしっかりと受けてそれを凌駕した上で勝てるのが強いレスラー」と言う考え方で、プロレスはこの考えの上、成り立っています。

そして、技の受け方も非常に重要で、技を受けた時の表情や動き、音などもプロレスでは大事になってきます。

そのため、プロレスラーによっては技の受け方が大胆であったり大げさだったりするため、それが演技に見えてしまう人もいるようです。

怪我をさせない工夫をしているため

プロレスは総合格闘技やキックボクシングのように相手を潰すことが目的ではなく、観客に頑丈さや高度な技術、派手な跳び技などを魅せて盛り上げることを目的とするエンターテイメントです。

なので、打撃技や投げ技、跳び技すべてに選手を怪我させないような工夫をしています。

ただ、その技術が低いと「足が顔に当たってもないのに痛がっている」など不可解な場面が起きることもあり、それを目の当たりにした人が「プロレスは演技」と捉えてしまうことがあります。

技を掛け合う時に協力しているように見えるため

プロレスの試合で技を掛け合う時は、以下のことに留意しないといけません。

  • 技をかける側は怪我をさせない
  • 技を受ける側はしっかりと受け身をとる

プロレスの世界では「ケガをする奴は二流、ケガをさせる奴は三流」という言葉があります。

ジャイアント馬場さんが残した格言ですが、プロレスで事故やトラブルが発生した場合、ケガをする選手だけでなく、ケガをさせる選手にも責任が伴います。

なぜなら、プロレスは他の格闘技とは違い、格闘技をベースとしたエンターテイメントで観客に高度な技術や身体の頑丈さ、痛みの伝わる攻撃などを魅せることに重きを置いているからです。

なので、試合での技の掛け合いを見ると時にお互いが協力し合っているように見えることがあります。

あまりプロレスに関して知識がない人が上記のようなシーンを見ると、演技に見えてしまうわけです。

試合のペース配分が計算されているように見えるため

プロレスは勝敗だけでなく試合の組み立てや流れも大まかに決まっています。

理由は、以下の通り。

  • 双方に見せ場を作るため
  • どの技も高度な受け身技術を要しケガの続出を防ぐため

また、各試合に要する時間も大体決まっているので、どうしても間が空いてしまったり、時間を稼いでいる瞬間がみられる事もあります。

人によっては「ペース配分を計算している」ように見え、それが演技に感じる人がいます。

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まとめ:プロレスはすべて演技ではありません

本記事では、「プロレスは演技かどうか」について色々と解説してきました。

プロレスを演技と捉える人には以下の理由があります。

  • 試合結果が事前に決まっているため
  • パフォーマンスが大げさに感じるため
  • 怪我をさせない工夫をしているため
  • 技を掛け合う時に協力しているように見えるため
  • 試合のペース配分が計算されているように見えるため

ただ、上記を理由にプロレスを演技と捉える人は、「プロレスを総合格闘技やキックボクシングなどといった格闘技と同じ土俵で語っている」ことが多く見られます。

正しくは、観客に頑丈さや高度な技術、派手な跳び技などを魅せて盛り上げることを目的とするエンターテイメントであり、他の格闘技とは別物です。

この前提条件を履き違えると、「プロレスは演技」と言う暴論じみた考えに至ってしまうので、注意しましょう。

それでは、今回の記事はここまでにしたいと思います。

楽しいプロレスライフをお送りください。

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