プロレスの試合中に見られる「流血シーン」は、観客にとって強烈なインパクトを与えるものです。
そんなプロレスの「流血」ですが、どのような仕組みなのか気になる方は多いのではないでしょうか。
もし、「知らない」と思った方は本記事がとても参考になると思うので、ぜひ最後まで読んでみてください。
今回の記事では、プロレスの「流血」についてあらゆる角度から解説していきます。
- プロレスの流血は本物?やらせ?噓?
- プロレスの流血の仕組み
- 流血した時プロレスラーはどうなる?
- プロレスで流血したときのファンの心情・気持ち
本記事を読むことで、プロレスの「流血」について基本的な意味から関連用語まで幅広く理解することができますよ。
プロレスの流血は本物?やらせ?噓?
結論から言うと、プロレスの流血はほとんどが本物です。
なぜなら、実際に流血しているためです。
額から血を流していると言う観点で見ると、プロレスの流血は本物と言えます。
ただ、嘘の場合も存在します。
後ほど紹介しますが、血糊を使って流血している様に見せるケースがそれに該当します。
この場合は、同じ流血でも嘘の流血と言っても過言ではないでしょう。
とはいえ、血糊を使った流血はほとんど皆無に等しいので、プロレスの流血はほとんどが本物と言って問題ないです。
プロレスの流血の仕組み
プロレスの流血の仕組みは全部で4つあります。
具体的には、以下の通り。
- 自分で切る
- レフェリーやセコンドに手伝ってもらう
- 血糊を使う
- 自然に流血
それでは、詳しく解説します。
自分で切る
プロレスの流血の多くは、レスラー自身が額に「ブレーディング」を行います。
「ブレーディング」とは以下の通り。
人の額は血管が集まっている箇所になり、少しの切り傷でも大きな出血を伴うことから、ブレーディングをする際は額を切ります。
ただ、このブレーディングを行う際は慎重に行わないといけません。
なぜなら、誤って深く切りすぎると、予想以上の出血や感染症のリスクがあるからです。
そのため、ブレーディングは一定のキャリアのあるレスラーが行うことが多い傾向にあります。
レフェリーやセコンドに手伝ってもらう
流血シーンを演出する際、レスラーが自分だけで切るのではなく、レフェリーやセコンドが手伝う場合があります。
具体的には、試合中にセコンドが選手にカミソリを渡して、それを受け取った選手が自分の額に傷を入れます。
そしてこの「ブレーディング」はレフェリーが一時的に視線をそらした隙に行います。
観客はこのような舞台裏を知る由もないので、流血シーンに対して違和感を感じることはなく、むしろリアルな感情を抱きます。
血糊を使う
一部のプロレス団体や試合では、演出として血糊(フェイクの血液)を使うこともあります。
これは、特に過激な流血シーンを避けたい場合や、レスラーが安全面を考慮して怪我を負いたくない場合に使われることが多いです。
血糊を使用することで、観客にはリアルな流血のように見せることができ、試合のドラマ性を高めることができます。
また、試合の流れに合わせて血糊を巧妙に使うことで、観客に気づかれないように演出することも可能です。
血糊を使うことで、レスラーの負担を減らしつつ、プロレスのエンターテイメント性を保つことができるのです。
自然に流血
プロレスは非常に激しいスポーツであるため、時には予期せぬ流血が起こることもあります。
具体的には、椅子やテーブルなどの武器を使った攻撃や、レスラー同士が偶然頭をぶつけるなどのアクシデントが含まれます。
ただ、プロレスラーはこうした事態にも冷静に対処し、試合を続行することが求められます。
自然に流血した場合、レスラーはその状況を逆に利用し、よりドラマチックな展開に繋げることが多いです。
そして、予期せぬ流血が試合の緊張感を一層高め、観客の興奮を引き出します。
このように、アクシデントやアドリブをプロレスに昇華するスキルもレスラーにとってとても大事な能力で、これがあるかどうかでレスラーとしての評価が変わります。
流血した時プロレスラーはどうなる?
流血しているプロレスラーはメリットよりもデメリットの方が大きいです。
スタミナの消費は普段よりも大きく、視界も流血によって悪くなるため、流血していない時と比較してパフォーマンスが悪化しやすくなります。
ただ、流血することでむしろ力に変えるレスラーもいます。
例えば、グレートムタ選手やデスマッチを主戦場にしているレスラーなどです。
このようなレスラーは、流血すればするほどパフォーマンスはさらに良くなり、観客の心を掴む試合をします。
なので、レスラーによって流血した時の状態は変わってくると言えるでしょう。
プロレスで流血したときのファンの心情・気持ち
プロレスの流血シーンは、ファンにとって感情的な瞬間です。
流血を見ることで、試合の緊迫感が高まり、レスラーの痛みや苦しみがよりリアルに伝わります。
しかし、中には流血に対してあまりにも暴力的だと感じるファンもいます。
特に、初心者や子供の観客にとっては、流血シーンがショッキングに映ることもあるでしょう。
ただ、多くのプロレスファンは流血を「試合のクライマックス」として捉え、試合がさらに盛り上がる瞬間として楽しんでいます。
個人的には、流血してもそこから立ち上がって相手レスラーに立ち向かう姿がすごく好きで、「逆境から這い上がる」と言うプロレスの醍醐味を表現しているのがいいなと思いますね。
まとめ:プロレスの流血はリアル
本記事では、「プロレスの流血」について色々と解説してきました。
結論、「プロレスの流血はほとんどが本物」ではあるものの、一部血糊(フェイク)を使った流血も存在します。
プロレスの流血の仕組みは、大きく4つあります。
- 自分で切る
- レフェリーやセコンドに手伝ってもらう
- 血糊を使う
- 自然に流血
ただ、基本的には1つ目と2つ目のケースが大半を占めていて、血糊を使うことはほとんどないと言っても過言ではありません。
それでは、今回の記事はここまでにしたいと思います。
楽しいプロレスライフをお送りください。