数あるプロレスルールの中でも基本中の基本である「フォール」。
しかし、ひとくちに「フォール」と言っても場面によって様々な意味や使われ方をします。
今回の記事では、プロレスの「フォール」について詳しく解説します。
具体的には、以下の通り
- 「フォール」の意味や正式名称
- 「フォール」の関連用語一覧
- ピンフォールと3カウントの違い
本記事を読むことで、プロレスの「フォール」について基本的な意味からその関連用語まで幅広く理解することができますよ。

それでは、記事の最後までどうぞ!!
プロレスの「フォール」とは?正式名称は?
プロレスにおける「フォール」の意味とは、以下の通り。
「フォール」は、プロレスの勝ち負けを決める1つの要素で、3秒間しっかりと両肩を抑え込むことができれば、その選手が勝利となります。
ちなみに、プロレスの世界では「〇秒」ではなく「〇カウント」と表現されることがほとんどです。
「フォール」のカウント毎の勝敗は以下の通り。
まとめると、ここでは「3カウントを取ったほうが勝ちで取られた方が負け」と言うことを覚えておくといいでしょう。
プロレスの「フォール」に関連する用語一覧
プロレスでは「フォール」に関連する用語も多数あります。
なので、ここでは「フォール」に関連する用語も合わせて紹介しておきます。
紹介する用語は以下の4つ。
- ピンフォール
- フォール負け
- フォール技
- フォールを返す
それでは、詳しく解説します。
ピンフォール
ピンフォールとは、「相手からフォールを奪い勝利すること」を意味します。
具体的には、「相手の両肩を3秒間連続でマットにつけること」です。
ピンフォールを英訳すると「pinfall」と表記することができ、「pin」と「fall」をくっつけた造語になります。
「pin」の意味は「画鋲」を意味し、「両肩をピンで刺したように固定する」というニュアンスが含まれています。
また、語源は昆虫の標本作りから来ています。
まさに「相手の両肩を3秒間連続でマットにつける」シーンを想起させる言葉と言えますね。
フォール負け
フォール負けの意味は言葉の通りで、「相手にフォールされて負ける」ことです。
つまり、「相手に両肩を3秒間マットにつけられる」ことになります。
フォール負けは、「ピンフォール負け」と表現されることもあり、意味は同じと捉えてもらっても問題ありません。
フォール技
フォール技とは、「フォールを狙う技」のことを指します。
正式名称は「抑え込み技」と言い、相手からピンフォールを奪うために使う技になります。
代表的なプロレス技に、パワーボムがあります。
フォールを返す
「フォールを返す」とは、「相手から両肩をマットにつけられている場面で2秒以内で肩を上げる」ことです。
特に3カウント直前に返す(カウント2.9)と試合が決まるドキドキハラハラ感から場内がとても盛り上がります。
【よくある質問】ピンフォールと3カウントの違いは何?
特にプロレスファン初心者の方で「ピンフォールと3カウントの違い」について疑問を抱く人が多いです。
これについて、違いを以下の表にまとめました。
ピンフォール | 3カウント | |
---|---|---|
意味 | 相手の両肩を3秒間連続でマットにつけること | 3秒間 |
上記の表から、ピンフォールと3カウントは、言葉そのものの意味は異なりますが、ともに「試合に勝利する」という意味を含むことから、ニュアンスはほぼ同じと言っても過言ではないでしょう。
まとめ:プロレスのフォールとは「両肩をマットにつけて3秒間連続で抑え込むこと」
本記事では、「プロレスのフォール」について色々と解説してきました。
まとめると、「フォール」とは、「両肩をマットにつけて3秒間連続で抑え込むこと」を意味し、正式名称は「抑え込み」と言います。
そして、「フォール」の関連用語として4つの言葉があり、具体的には以下の通りです。
- ピンフォール
- フォール負け
- フォール技
- フォールを返す
本記事を通して、上記についてなんとなく理解していただけると、プロレスを戸惑いなく見ることができるはずです。
余裕のある方は、「ピンフォールと3カウントの違い」まで理解できるとベストといった感じです。
それでは、今回の記事はここまでにしたいと思います。
楽しいプロレスライフをお送りください。