プロレスリングノアはひどい?ガラガラ?【めっちゃ面白いです】

プロレスリングノアはひどい?ガラガラ?【めっちゃ面白いです】
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2000年8月に産声をあげたプロレス団体「プロレスリング・ノア」

三沢光晴さんを長として日本武道館、東京ドーム、有明コロシアムといった大会場でファンの心に残るプロレスを繰り広げてきました。

しかし、2009年に三沢さんがリング上で帰らぬ人になってしまったことで、団体としての求心力が一気に低下し、集客力も低迷。

この時期から、「ひどい」「ガラガラ」といったネガティブワードが散見されるようになりました。

しかし、僕個人の考えとして、ノアは今「過去の栄光から脱皮して変わろうとしている」状況と捉えていて、注目するべき団体の1つと捉えています。

今回の記事ではこのあたりについて詳しく解説します。

具体的には、以下の通り

本記事で分かること
  • プロレスリングノアがひどいと言われる4つの理由
  • プロレスリングノアが面白いと思う3つの理由
  • プロレスリングノアは業界No.1になれるのか

本記事を読むことで、今プロレスリング・ノアが面白い理由や注目すべき理由を理解することができますよ。

ぷお太

それでは、記事の最後までどうぞ!!

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この記事の執筆者について

プロレスファン歴20年のプロレスブロガー。
プロレスリング・ノアの試合を中心に観戦しつつ、新日本プロレスや全日本プロレス、DRAGONGATEなどの試合も満遍なく見てます。
好きなプロレスラーはオカダ・カズチカ選手や清宮海斗選手
当サイト「プロレスの館」では、「最近プロレスに興味を持ち始めた方」「プロレスを見始めた初心者の方」に向けてプロレスの面白さや楽しさを発信します。

目次

プロレスリングノアがひどいと言われる4つの理由

プロレスリングノアがひどいと言われる理由は4つあります。

具体的には、以下の通り。

  • 2010年以降ガラガラの大会が多い
  • ジュニアとヘビーの境界線が曖昧
  • ストーリー作りが雑
  • 選手の自己ブランディングや情報発信が弱い

それでは、上記の4つを深掘りしていきます。

2010年以降ガラガラの大会が多い

プロレスリングノアは2000年に旗揚げをしてから2006年まで日本武道館や有明コロシアムといった大会場でも超満員を連発。

2004年と2005年には夏に東京ドーム大会を開催し、2004年は58000人、2005年には62000人の集客に成功しました。

ただ、2006年以降から徐々に下降線をたどり、極め付けとなったのが2009年の三沢さんのリング渦になります。

そこから、秋山選手を含む主力選手の大量離脱や小橋選手の引退などがあったことで、大会場でのビックマッチが打てず、地方大会でも閑古鳥が鳴くことも多々ありました。

「ノアはガラガラ」といったネガティブワードが見られるようになったのがまさにこの時期で、その背景には上記のようなことが起きていました。

ジュニアとヘビーの境界線が曖昧

ジュニアとヘビーの境界線が曖昧なところもプロレスリングノアがひどいと言われる理由の1つになります。

プロレスラーというと、ジャンボ鶴田、スタン・ハンセンなどといった長身であんこ型のシルエットを想像する人が多いのではないでしょうか。

しかし、近年はプロレスラー人口が昔よりも減ったことで、レスラーの小型化が著しいです。

これはプロレス業界全体に言えるのですが、プロレスリングノアに関してはこれが顕著です。

そのため、ジュニアヘビー級の体格であるのにも関わらず、ヘビー級戦線で試合をする選手も多く、大柄なレスラーが絶滅危惧種になりつつあります。

非日常感溢れる体格を持つレスラーのぶつかり合いこそプロレスの醍醐味であっただけに、プロレスリングノアはその部分で少し損をしているような感じがしますね。

ストーリー作りが雑

プロレスでは試合だけでなくストーリー作りも大事な要素の1つですが、ノアはこのストーリー作りが結構雑に感じることが多々あります。

最近で言うと、ジュニア戦線が特に雑に感じることが結構あります。

これは、ファンも同感のようです。

試合内容は新日本と比較しても引けを取らないだけに、ストーリー作りで大きく損をしている感じがしますね。

選手の自己ブランディングや情報発信が弱い

試合内容は折り紙付きと言われる反面、選手の自己ブランディング能力と情報発信能力の2つは課題と言われています。

以前のプロレス界であれば、試合内容さえ良ければファンは満足した時代でした。

しかし、インターネットが普及した現代のプロレス界では、試合内容だけでなくマイクパフォーマンスやキャラ付けなど、求められるものがとても増えています。

ノアのプロレスは背中で語るプロレスが主流だったことから、マイクパフォーマンスやブランディングの面でファンからネガティブな印象を抱かれることが多くありました。

選手の自己ブランディングや情報発信が弱いという点も「プロレスリングノアがひどい」と言われる1つの理由でしょう。

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それでもプロレスリングノアが面白いと思う3つの理由

ここまでプロレスリング・ノアに関して批判的に見てきましたが、それでも僕は20年間プロレスリングノアの試合を見ています。

なぜなら、単純にプロレスリングノアのプロレスが好きだからです。

理由は大きく3つあります。

具体的には、以下の通り。

  • サイバーエージェントの傘下になり魅せ方が上手くなっている
  • 他団体ではやらない施策にどんどん挑戦している
  • 荒削りなところがむしろ今後どのように洗練されるのか期待させてくれる

それでは、詳しく解説します。

サイバーエージェントの傘下になり魅せ方が上手くなっている

2020年2月にプロレスリングノアはサイバーエージェントの子会社となりました。

ノアがサイバーエージェントの子会社になったことで一番改善されたところが「魅せ方」ですね。

これまでノアは「試合内容はいいけどそれ以外の部分は微妙」という評価をされていました。

しかし、サイバー傘下になり入場ゲートやグッズ、発信力の面で質が向上。

ノアの一番の課題であった「ブランディングや情報発信」の部分が少しずつ改善されてきました。

「魅せる」という要素は、新規のプロレスファンを増やしていく上で大事な要素で、サイバー傘下になりテコ入れがなされ、以前よりも新規のファンが増えている印象です。

特に僕自身現地に行って感じるのは「女性ファンの増加」です。

野球界では「カープ女子」という言葉が流行ったように、女性ファンが多くなるとトレンドになるという傾向があります。

ノアも以前より女性ファンがとても増えているので、これから団体としての力がグッと上がる可能性は大いにあるでしょう。

他団体ではやらない施策にどんどん挑戦している

プロレスリングノアの面白いところも2つ目は、他団体ではやらない施策にどんどん挑戦しているところです。

例えば、3ブランド制の確立ですね。

アメリカの大手プロレス団体「WWE」ではすでに取り入れられている施策ではありますが、日本国内で観ると珍しい施策ではあります。

過去にブランドで分けて興行を打つ施策に挑戦した団体はあるものの、なかなか定着には至りませんでした。

そういう意味では、日本でブランド制を確立して興行を打つのは至難の業です。

そこで、ノアでは以下の棲み分けで3つのブランドを確立しました。

Monday Magic:ストーリー要素多めのプロレスドラマ。月曜日に定期的に開催
LimitBreak:潮崎豪率いる「チームノア」主催の興行。ゴツゴツした試合が特徴の大会。
ノア本戦:ノアのメイン大会。最近は上記ブランドのメリットを積極的に取り入れている印象。

この施策が見事にハマり、Monday MagicとLimitBreakは毎大会大盛況に終わり、ノア本戦でアプローチできない顧客にもリーチすることができています。

また、Monday MagicとLimitBreakからノア本戦への送客Monday MagicとLimitBreakで得たメリットをノア本戦へ取り入れるなど、シナジーも得られました。

ノア本戦を含む3ブランド制は、業界トップを目指す上でカギとなってきそうです。

荒削りなところがむしろ今後どのように洗練されるのか期待させてくれる

同じ応援をするにしても、すでに完成されているものより少し粗さがあり改善余地のあるものの方が応援しがいがありますよね。

ノアはまだまだ課題だらけではありますが、それは裏を返すと伸びしろでもあります。

課題が全て改善された時の爆発力は業界随一だと思いますし、ポテンシャルは秘めていると思います。

「ひどい」「ガラガラ」といったネガティブワードが目立つかもしれませんが、ある意味ポテンシャルを示していると認識すると、またノアに対する見方も変わるのではないでしょうか。

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プロレスリングノアは業界No.1になれる?

結論、可能性はあるもののまだまだ課題は山積みと言えます。

ざっと考えられるプロレスリングノアの課題は以下の通り。

  • ノア本戦での売り興行がまだまだ少ない
  • 各選手の発信力・ブランディング
  • 自社内の営業マンの人数が少ない
  • 生え抜き若手選手の数が少ない
  • 練習生の数が少ない

上記の通りで課題はまだまだ沢山ある反面、サイバー傘下入りしたことでよくなったところも多々あります。

  • Abemaで定期的に無料配信し認知度UP
  • 独自の動画配信プラットフォームを獲得
  • PPV配信が可能になった
  • 各選手の情報発信やブランディングへの意識が高まった
  • グッズのクオリティが上がった
  • 煽りVや入場など魅せ方が上手くなった

過去に一瞬だけ業界トップに君臨してた時期があるだけに、完成された団体として誤認されることが多いですが、実際はまだまだ課題だらけで、国内トップの新日本とは差があります。

ただ、ポテンシャルの塊の団体で、ファンにとっては非常に応援しがいのある団体かなと思いますね。

僕がノアを応援する理由はまさにこれで、時間を経て少しずつ良くなっているところを探して感じるのがすごく楽しいです。

ノアが完成された団体になるのはまだまだ時間はかかると思いますが、その時が来るまで応援したいと思います。

そして、本記事を読んで、少しでもプロレスリングノアに興味を持っていただけると嬉しいです。

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まとめ:プロレスリングノアはひどい?ガラガラ?と言えるのは今だけ

本記事では、「プロレスリングノアはひどいのか」について色々と解説してきました。

たしかにまだまだ課題ばかりで「ひどい」「ガラガラ」といった見方をされることが多いですが、サイバー傘下に入ってから徐々にノア自体が良い方向に変わってきていると思います。

例えば、以前であれば「ノアの大会は結構静か」といった印象がありましたが、新規のファンが増えてからは応援する声があらゆる方向から交錯する大盛況な大会が増えてきました。

これは数字では測れない部分で、潜在的に大会への満足度が高まっている証です。

このような大会がどんどん増えてくれば、会場に足を運ぶファンも増えていきますし、数字にも繋がっていくのではないかと思いますね。

プロレスリングノアの今後が非常に楽しみです。

それでは、今回の記事はここまでにしたいと思います。

楽しいプロレスライフをお送りください。

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