プロレスのブックとは?台本?どこまで決める?ブック無しの試合はある?

プロレスのブックとは?どこまで決める?ブック無しの試合はある?
スポンサードリンク

「ブック」と言う言葉は、通ぶっているプロレスファンからよく耳にする言葉で、プロレスファンなら1度は耳にしたことがあると思います。

しかし、実はこの「ブック」と言う言葉はプロレスファン界隈でだけ使われている言葉で、プロレス業界では存在しない言葉であることを知っていましたか?

もし、「知らない」と思った方は本記事がとても参考になると思うので、ぜひ最後まで読んでみてください。

今回の記事では、プロレスの「ブック」についてあらゆる角度から解説していきます。

本記事で分かること
  • ブックとは
  • ブックの範囲はどこまで
  • ブック無しの試合はあるのか

本記事を読むことで、プロレスの「ブック」について基本的な意味から関連用語まで幅広く理解することができますよ。

スポンサードリンク
この記事の執筆者について

プロレスファン歴20年のプロレスブロガー。
プロレスリング・ノアの試合を中心に観戦しつつ、新日本プロレスや全日本プロレス、DRAGONGATEなどの試合も満遍なく見てます。
好きなプロレスラーはオカダ・カズチカ選手や清宮海斗選手
当サイト「プロレスの館」では、「最近プロレスに興味を持ち始めた方」「プロレスを見始めた初心者の方」に向けてプロレスの面白さや楽しさを発信します。

目次

プロレスのブックとは?台本のこと?

「ブック」とは、プロレス界隈で使われている隠語の1つで、わかりやすく言うと「試合の展開や結果を事前に決める計画書や台本のようなもの」になります。

他の格闘技やスポーツでは、シナリオや筋書きが作られていないため、内容や結果が予測不可能なものになり、そこが面白要素の1つです。

一方、プロレスは格闘技をベースとしたエンターテイメントであるため、あらかじめブックで試合の方向性や結果を決めています。

ただ勘違いしてはいけないのが、プロレスにおいても内容や結果は予測不可能であることです。

ブックがあるからといって大会前に内容が公表されるわけではないので、他のスポーツや格闘技と同じく内容や結果を知ることはできません。

なので、シナリオや筋書きが決まっているからといって、プロレスが「やらせ」「八百長」ではないことはしっかりと理解しておく必要があります。

詳しくは以下の記事で書いていますので、あわせてお読みください。

ブックがあることによる効果

ブックがあることによって以下の効果が期待できます。

  • 選手を怪我させない
  • 興行のクオリティを一定レベルで担保できる
  • 拮抗した試合や盛り上がる場面を作れる

よくプロレスが語られる時に「勝ち負けが決まっていること」だけが一人歩きして批判されることが多いですが、プロレスで大事なことは如何にお客さんの感情を揺さぶって盛り上げられるかどうかです。

つまり、「勝ちまくっている=一流レスラー」ではなく「観客の心を揺さぶれる=一流レスラー」なわけです。

だからこそ、勝敗至上主義の他の格闘技とプロレスを同じ土俵で語ること自体おかしな話なわけで、そこにはしっかりとした理由があります。

そもそも、ブックがあることで「やらせ」「八百長」と言われるのであれば、ドラマや映画、演劇の存在意義を否定しかねませんからね。

そのような批判をする人は、一度どこの団体でもいいのでプロレスの大会を一通り見ることをおすすめします。

おそらく、プロレスに対する考え方や捉え方がガラッと変わる人が出てくるのではないでしょうか。

【必読】厳密にはプロレス業界にブックという言葉は存在しない

ここまで「ブック」について色々と書いてきましたが、実は厳密に言うとプロレス業界では「ブック」という言葉自体は存在しません。

以下、有識者の言葉になります。

「ブック」と言う言葉は業界で使われている「ブッキング」と言う言葉から派生したもので、各関係者の言葉を総合すると「ブック」と言う言葉は使われていないと考えるのが正と言えます。

なお、本記事ではわかりやすく表現するために「ブック」と言う言葉を使って説明することを頭に入れながら読んでいただけますと幸いです。

スポンサードリンク

プロレスのブック(台本)の範囲はどこまで

プロレスにおけるブック(台本)の範囲は、試合ごとに異なる場合があります。

一般的には、以下の通り。

  • 試合全体のストーリーライン
  • 各選手の役割
  • 勝敗
  • 特定の技やスポット(ハイライトとなるシーン)

たとえば、どのタイミングで反撃するのか、フィニッシュムーブを決めるのかなど、重要な部分は詳細に練られます。

ただし、ブック(台本)の中には選手の即興のパフォーマンスやその場のアドリブも組み込まれることがあります。

全てが厳密に決められているわけではなく、選手の技術や経験によってその場の空気を読みながら試合を進行することもあります。

選手同士が互いの動きを理解し合い、試合中にアドリブで展開を盛り上げることもあります。

このような即興の要素も、プロレスの魅力の一つです。

スポンサードリンク

プロレスでブック(台本)なしの試合はあるのか?

プロレスの多くの試合ではブック(台本)が存在しますが、すべての試合が事前に完全に決まっているわけではありません。

実際には「ブック(台本)なし」と言われる、事前に台本が存在しない試合も稀に行われます。

これらの試合は、いわゆる「シュート」と呼ばれ、選手たちが本気で勝敗を争うものです。

シュートマッチは、観客にリアルな試合感を与えるため、特別なイベントや特定の状況で行われることがあります。

ただし、シュートマッチはリスクが高く、選手の安全やキャリアに影響を与える可能性があるため、現在ではほとんど行われていません。

特に、プロレスの試合はショーとしてのエンターテイメント性が重視されるため、ブックを使わない試合は非常にまれです。

しかし、時には選手同士の間でトラブルが発生し、予想外の展開になることもあります。

こうした場合、事前に決まっていたブックが無視され、試合がシュートに変わることもあるのです。

最近で言うと、オカダvs清宮の顔面蹴り事件は「シュート」要素満載の試合で、プロレス界隈で非常に話題になりました。

この放送事故感満載の雰囲気は個人的にはすごく好みで、昭和の香りをほのかに感じさせた試合でした。

一方で、ブック(台本)なしに見える試合でも、実は基本的な流れや結果だけが決まっている場合もあります。

理由は、選手が自由に動き、観客にリアルな試合のように見せるためです。

このような技術は、選手の経験やスキルによって成り立っており、あくまでショーとしての一貫性を保ちながらも、観客にリアルな感覚を与えることができます。

スポンサードリンク

まとめ:プロレス業界で「ブック」と言う言葉は存在しない

本記事では、「プロレスのブック」について色々と解説してきました。

「ブック」とは、プロレス界隈で使われている隠語の1つで、わかりやすく言うと「試合の展開や結果を事前に決める計画書や台本のようなもの」と言えます。

なお、プロレス業界では「ブック」と言う言葉は使われていないため、使用する際は注意が必要な言葉です。

それでは、今回の記事はここまでにしたいと思います。

楽しい野球観戦ライフをお送りください。

スポンサードリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次