プロレス観戦でよく耳にする「ギブアップ」。
あなたはプロレスにおけるギブアップの仕組みについて理解していますでしょうか?
そこで、今回の記事ではプロレスの「ギブアップ」についてあらゆる角度から解説していこうと思います。
具体的には、以下の通り。
- ギブアップとは
- プロレスでは関節技で即ギブアップにならない理由
- プロレスのギブアップシーンで観客に与える効果
本記事を読むことで、プロレスの「ギブアップ」について基本的な意味、関連用語、即ギブアップにならない理由、ギブアップシーンで観客に与える効果など幅広く理解することができますよ。
プロレスの「ギブアップ」とは?
プロレスにおける「ギブアップ」とは、選手が技を受けて耐えられない状況になった際に自ら試合の敗北を認め、レフェリーに対して試合の終了を示す行為です。
ここで言う「レフェリーに対して試合の終了を示す行為」とは、「タップアウト」と呼ばれる行為のことを言います。
ギブアップは多くの場合、関節技や絞め技など体に負担をかける技が決まり、これ以上続けると危険が伴うと判断した時に見られます。
ギブアップは相手の力量を讃えるとともに、試合における戦略の一部でもあり、観客にとって白熱したシーンの一つです。
なぜプロレスでは関節技で即ギブアップにならない?
プロレスにおいて関節技で即ギブアップとならない理由は、エンターテインメント性と耐久性を誇示するための演出が重要視されているからです。
プロレスでは、選手が関節技をかけられても限界まで耐える姿が見せ場として重視され、試合の流れや観客の反応を引き出すために耐え抜くことが求められます。
いわゆる「受けの美学」と呼ばれるものです。
特に日本のプロレスは「ファイティングスピリット」を称え、技に対する選手の根性や気迫を表現することが重要です。
一方、総合格闘技(MMA)では関節技を極められると、即座にギブアップ(タップアウト)が一般的です。
なぜなら、MMAは実戦的な競技であり、怪我を防ぐために選手が危険を察知すると速やかにタップアウトし、レフェリーもそれに即座に対応します。
このように、プロレスでは観客を魅了するための耐久演出が中心となり、総合格闘技は選手の身体を守る実戦的な判断が重要となるという違いがあります。
プロレスのギブアップシーンで観客に与える効果
プロレスのギブアップシーンは、観客に多大なインパクトを与えます。
選手がギブアップする瞬間、観客はその技の威力や選手の耐久力に圧倒され、試合の緊張感が最高潮に達します。
特に、日本のプロレスでは、受けの美学が重視されており、選手が限界まで耐えて耐えて耐えまくる場面は、ファンの間でも技の深みや選手の心理的な葛藤を味わう重要なポイントとして位置づけられています。
ギブアップは単なる敗北ではなく、選手の誇りやその技の効果を最大限に伝えるシーンとして、観客に対するアピールの役割も果たします。
また、選手の耐久力や相手の技術力を知ることで、ファンにより深い敬意や共感が生まれ、プロレスの醍醐味をさらに楽しむきっかけとなります。
まとめ:プロレスのギブアップは「受けの美学」をまさに体現
プロレスにおける「ギブアップ」とは、選手が関節技や絞め技に耐えきれず、敗北を認める行為です。
しかし、プロレスでは即ギブアップせず、耐久力を見せることで観客にドラマ性を伝えます。
特に日本のプロレスでは、選手が限界まで技に耐える「ファイティングスピリット」が重視され、観客に感動を与える要素となります。
このギブアップシーンは、選手の根性や技の威力を強調し、観客を試合に引き込む大切な演出効果を果たしています。
つまり、プロレスのギブアップはまさに「受けの美学」と体現していると言っても過言ではないでしょう。
それでは、今回の記事はここまでにしたいと思います。
楽しいプロレスライフをお送りください。