プロレスでシングルマッチと並んでオーソドックスな試合形式である「タッグマッチ」。
シングルマッチについては、別記事で解説いたしました。

今回の記事では、プロレスのタッグマッチについてプロレス観戦初心者の方でもわかりやすく解説します。
具体的には、以下の通り。
- タッグマッチとは
- タッグマッチのルール
- タッグマッチの見どころ
本記事を読むことで、プロレスの「タッグマッチ」について基本的なルールから見どころまで幅広く理解することができますよ。
タッグマッチとは
タッグマッチは、プロレスの試合形式の一つで、2人以上の選手がペアを組み、チームとして戦うのが特徴です。
例えば、3人の選手がペアを組んだ場合は「6人タッグマッチ」。
4人の選手がペアを組んだ場合は「8人タッグマッチ」と言う名前になります。
タッグマッチは、選手交代のタイミングや連携技が試合を盛り上げる要素であり、個々の能力だけでなく、チームワークや絆が勝敗を左右する重要なポイントです。
また、シングルマッチでは見られない「ツープラトン技」など、連携プレーの華やかさも魅力の一つです。
タッグマッチのルール
結論から言うと、大きく4つのルールがあります。
具体的には、以下の通り。
- 勝敗
- 試合時間
- 反則
- 試合権利
それでは、詳しく見ていきます。
勝敗
タッグマッチの勝敗は、以下の4つで決まります。
※詳細は各ルールをタップ
これらはシングルマッチと基本的に共通していますが、タッグマッチ特有の要素として「パートナーの介入」が勝敗を左右することが多々あります。
特に試合終盤でのパートナーによる救出劇や、チームワークを駆使した連携技が試合の勝敗を左右します。
試合時間
試合時間は主にルールやタイトルマッチによって異なりますが、通常は20分から30分程度が一般的です。
一部の特別ルールが適用される試合では、時間無制限で行われることもあります。
また、タッグマッチでは頻繁な交代により、選手が適切に休息を取れるため、シングルマッチの時よりも試合時間が長くなることが多いです。
反則
タッグマッチにおける反則行為には、以下の3つがあります。
- タッチせずにリング内に侵入
- 凶器の使用
- 髪や衣服を引っ張るetc
ただ、タッグマッチでは反則行為が試合を盛り上げるスパイスとなることも多くあります。
特にツープラトン技やダブルで仕掛ける攻撃は通常反則ではありますが、レフェリーの目を盗んで行われることから、タッグマッチでは見慣れた光景として認知されています。
試合権利
試合権利は現在リング上で戦う権利を指し、タッグマッチではこの試合権利を有する選手同士で勝敗が決まります。
選手交代は手や身体の一部を触れる「タッチ」で行われ、レフェリーが見ているところで行う必要があります。
試合権利を持たない選手がリング内に入り攻撃を仕掛けると反則となりますが、レフェリーが数える5カウント以内であれば黙認されます。
ある種、このようなグレーなところがタッグマッチの魅力の1つとも言えるでしょう。
タッグマッチの見どころ
タッグマッチの見どころは以下の2つになります。
- 華やかな連携プレーが見られる
- 個の力が強くても連携する力がなければ勝てない
- チームの絆が垣間見える
それでは、詳しく見ていきます。
華やかな連携プレーが見られる
タッグマッチの醍醐味は、連携技の多彩さとダイナミックさです。
ツープラトン技や、二人で一斉に攻撃を仕掛けるシーンは観客の興奮を誘います。
また、パートナーが試合に介入して形勢を逆転させる場面も見どころです。
シングルマッチでは見られないタッグならではの連携が、試合に新たな魅力を加えています。
個の力が強くても連携する力がなければ勝てない
プロレスラー個々の身体能力や技術が優れていても、タッグマッチではパートナーとの連携が試合の鍵を握ります。
例えば、相手の注意を引きつける役割と、一気に畳みかける役割を分担することで、勝利への道筋を作ることができます。
このように、個の力だけでは勝てない奥深さがタッグマッチの魅力です。
チームの絆が垣間見える
タッグマッチでは、パートナー同士の信頼関係が試合展開に大きく影響します。
試合終盤の窮地で見せる助け合いの動きや、息の合った連携技は、観客に「チームの絆」を感じさせる重要な要素です。
また、長年タッグを組んだチームならではの熟練した動きや奇想天外な動きは、タッグマッチでしか見られない魅力の1つと言えます。
まとめ:タッグマッチはプロレス観戦の醍醐味
今回の記事では「タッグマッチのルールや仕組み」について解説してきました。
タッグマッチは、プロレスで複数の選手がチームを組み戦う形式で、個人技と連携プレーが鍵となります。
試合の勝敗はフォールやギブアップ、反則などで決まり、試合権利を持つ選手がリングで戦います。
見どころはツープラトン技など華やかな連携プレーや、個の力だけでは勝てない戦略性、そしてパートナー同士の絆が生み出す感動的なシーンです。
タッグマッチにはシングルマッチでは見られない魅力が詰まっており、初見のプロレスファンでも楽しめる試合形式と言えるでしょう。
今回の記事はここまでにしたいと思います。
楽しいプロレスライフをお送りください。